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堺孝行凛華銀三2種

彫刻の和歌
「見る人に もののあはれをしらすれば 月やこの世の鏡なるらむ」(崇徳院) 月はいつ見ても、どこで見ても、誰が見ても、変わらず夜空に輝いています。そこに何を見出すか、何を学びとるか、それを受けてどう身にするかは、見る人の心のありようではないでしょうか。
彫刻の和歌
「散ればこそ いとど桜はめでたけれ憂き世になにか久しかるべき」
散るからこそ、桜はいっそうすばらしいのです。このつらい世の中で一体何がいつまでも変わらずにいることができるでしょうか、いやできません。
解説この歌は伊勢物の在原業平が詠んだ「世の中にたえて桜のなかりせば春の心はのどけからまし」を受けて詠まれたものです。作者は未詳です。